花ハウスだより

家庭内備蓄は大丈夫?

 花ハウスで3月18日、今年3回目の「花カフェ」が開かれ、「突然の大震災に備える」をテーマに、川崎市危機管理室の田邊寛隆さんのお話を聞きました。田邊さんは、東日本大震災から7年がたち、忘れがちになっている家庭内の備蓄や家具転倒防止策を、もう一度見直して、震災に備えましょうと呼びかけました。

 講演では、阪神淡路大震災が発生した際の様子を記録したビデオを見せ、大地震が起きたらまず自分の身を守り、次に近くの人の安全確認、可能な範囲の消火を行いましょうと、初期行動について説明しました。また、避難先で頼りになる非常時持出品を自宅玄関などに備えておくことや持出品リストなどを紹介しました。ただ、避難所は家が全壊したり火災に遭ったりした人のために用意されているので、自宅が安全ならば、「自宅避難」が望ましいと訴えました。そのためにも水や食べ物の備蓄や、家具転倒防止策が不可欠と話しました。

 また、防災の3本柱は、家庭内の備蓄などの「自助」、公共機関の「公助」と、地域の「共助」だと解説しました。共助を進めるためには、困った人と自然と手を差し伸べ合う地域の関係作りを進めることが大事なので、まずご近所とお互いに無理なく知り合うことから始めましょうと話しました。

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 花カフェは次回から、花ハウスの近くにある「よみうりランドケアセンター」と交互に行います。次回は4月15日()で、ケアセンターの理学療法士が、認知症予防の体操を紹介します。ぜひご参加ください。


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