盆踊り盛り上げた「やぐら」とトウモロコシ
この日、ふだんは別々に過ごしている1階と2階の利用者様、合計20人以上が大きな円を描くように1階のユニット「ウグイス」に勢ぞろいしました。
そこに現れたのは、花笠風の帽子をかぶり、紅白の段ボールを体に巻いた浴衣姿の女性。女性は「はじめまして、やぐらです」と自己紹介しました。
待ちに待った盆踊りの日。この日に向けて、利用者様は練習を重ねてきました。音楽が流れ、「やぐら」が元気よく踊り始めると、車いすに乗った利用者様の表情は一気に明るくなりました。
炭坑節、東京音頭、花笠音頭――。音楽に合わせ、手を動かし、顔を傾けながらリズムをとる利用者様。時折近づいてくる「やぐら」と手を合わせ、笑顔を浮かべます。
職員に促されて円陣のなかに入り、「やぐら」と一緒に踊る利用者様も。ふと、どこからともなく香ばしいにおいが漂ってきました。職員が会場の一角でホットプレートを使ってトウモロコシを焼いていました。
盆踊りが終わるとみんなで記念撮影。その後、おいしそうにトウモロコシをほおばる利用者様の姿がありました。