花ハウスのご入居者が初めて出展~老人ホーム作品展
今年度の「かわさき老人ホーム作品展」が10月4日から3日間、川崎市高津区の川崎市民プラザで開かれ、よみうりランド花ハウスのご入居者の力作が大勢の入場者で賑わう会場に展示されました。花ハウスの特別養護老人ホーム部門がこの作品展に参加するのは初めて。出展した皆さんは5日午後、花ハウスの男女職員5人とともにマイクロバスで会場を訪れ、自分の作品の前で記念撮影するなどすっかりご満悦の表情でした。
出展したのは70歳代後半から100歳に近い4人の女性たち。展示作はカラフルな折り紙の張り絵や手工芸の小品、法師やツバメの墨絵、花ハウス書道教室で書いた作品など。皆さんは花ハウスではそれぞれの分野で“玄人はだし”で、これまでにコツコツと制作したり書いたりして、自室などに飾っておいた作品の中からお気に入りのものを選んで出展しました。
作品展は川崎市老人福祉施設事業協会の主催で毎年秋に開いており、今回は市内の特養やケアハウス、デイサービスセンターなど約50施設が参加しました。花ハウスの展示コーナーは会場入り口から大階段を下りて中央左に位置する7番ブース。ここは他の入場者の目にも触れやすい場所で、ご入居者と同行職員が足を運んだ時は、ひときわ陽気な雰囲気に包まれました。
皆さんは、「出展作品に選ばれると、拙いものでもやりがいを一層、強く感じます」「こうした展覧会に自分の作品を出すのは初めて。本当に嬉しい」「来年もまたがんばって出したい」などと感想を述べ合っていました。
出展作は、花ハウスの正面玄関ロビーにも飾られ、来館者の目を楽しませました。