花ハウスだより

地元の和太鼓ボランティアグループが熱演

 川崎市多摩区周辺で活動する和太鼓の会「雷鼓(らいこ)」(代表・高松啓子さん)のメンバーが11月27日、よみうりランド花ハウスを訪れ、1階のデイサービス・ルームで特養2丁目(2階)のご入居者32人を前に玄人顔負けの太鼓演奏を披露しました。30分余の演奏会では、ご入居者の皆さんが太鼓に合わせて手を叩き掛け声を出すなど、会場は冷え込みの強い屋外とは打って変わった熱気に包まれていました。

 高松さんは「雷鼓」で20年ほど太鼓を叩き続けていますが、3番目の娘さんが2丁目で介護職員をしており、2丁目のご入居者が彼女に和太鼓演奏をぜひ聞いてみたいとの希望を伝えたことから、この演奏会が実現したものです。演奏したメンバーは小学1年の女児から60歳台の女性まで幅広い年代の男女20人。メンバーは南菅小学校の体育館で毎週1、2回集まって腕を磨くかたわら、同小の子どもたちに太鼓演奏を教え、地元神社の祭礼や地域の夏祭りなどで演奏しています。高松さんの一家は大変な太鼓好きで、この日は親子、孫の3世代で参加しました。「雷鼓」のメンバーには子どもが多く、ほかにも4組の親子や叔母と姪のコンビが熱演する姿が見られました。

 演奏した曲目は、「雷鼓」のオリジナル曲「雷鼓着到」を手始めに、太鼓を臼にバチを杵に擬した愉快な餅つき表現として知られる「うすずみ太鼓」、陽気な沖縄民謡の「らん」など6曲。メンバーは体全体を使って演じ、勇壮な大太鼓やリズミカルな小太鼓の音、細く太く誘うような横笛の音色が広い会場に響き渡りました。ご入居者からは「あんなに小さい子なのに本当にうまく叩くね。一生懸命聞いているよ」「ありがとう。これでいい正月を迎えられます」などと感謝の声が上がり、最後には「もっと聞きたい」というアンコールも。

 よみうりランド花ハウスでは、地域で様々なボランティア活動をしている方々の来訪を歓迎します。

IMG_1775.jpg


Page Top