花ハウスだより

別れのブルース、まつり、喝采......昭和歌謡とユーモア演出のオンステージ

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 お言葉を述べる特別ゲストのご夫妻

 デイサービスで今年で15回目となる紅白歌合戦が開催され、約40人の利用者様が懐かしの昭和歌謡とユーモアあふれる舞台を楽しまれました。

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 曲ごとに、ステージでは凝った演出が用意されました。例えば、ブルースを日本に知らしめた淡谷のり子さんの名曲「別れのブルース」。普段吸わないタバコで声をからしてレコーディングに臨んだことなど、淡谷さんのエピソードが紹介されたあと、なぜか金髪のカツラにサングラス、マスクをつけた歌い手が登場しました。

 曲が始まると、歌い手の後ろに置かれたセットから、歌詞に登場するマドロス(船乗り)が姿を見せました。歌が進むうちに、マドロスはパイプをふかしてポーズをとります。最後、歌の終わりにマドロスがセットを持ち上げて出港し、舞台袖へと消えていくという具合です。

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 NHKの紅白歌合戦では大がかりな舞台セットで知られた北島三郎さんの「まつり」は、この日のステージも賑やかかでした。曲に先立つ司会の説明で、祭りには、この世に未練を残した霊を鎮める意味合いもあることが紹介されました。ステージには、歌い手や大漁旗やぼんでんを持った職員に混じって、白装束に三角巾をつけた幽霊まで登場。威勢のいい歌いっぷりと、不気味な幽霊とが、何ともいえない雰囲気を醸し出していました。

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 そして、美空ひばりさんとともに、昭和の歌姫と評された、ちあきなおみさんの「喝采」。黒い幕に覆われた囲いのなかで、真っ赤なドレスを着た職員が熱唱します。手前の幕が上下したり、カツラが釣り上げられたりと、ユーモラスな仕掛けとともに名曲を歌い上げました。


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