花ハウスだより

地域をつなぐお節介~民生委員を知っていますか?【花ハウスの人々26】

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 よみうりランド花ハウスのサテライト施設で地域密着型特養「花ハウスすみれ館」では、地域の人と意見交換する場として「運営推進会議」を定期的に開いています。施設の運営状況や、地域における様々な課題を話し合う場で、施設や包括支援センターの職員、町会役員らが一堂に会します。

 毎回、参加いただいているのが、多摩区菅第2地区で民生委員児童委員を務める小池多恵子さんと平岡真理子さんです。民生委員ってどんなお仕事をされているのだろう。前々から気になっていたので、お二人に話をうかがいました。

 民生委員は地域の身近な相談役。国から委嘱され、高齢者や障害者、子育て家庭、生活が苦しい世帯などから相談を受けています。小池さんが見せてくれた「民生委員信条」には、「あらゆる生活上の相談に応じ、自立の援助に努めます」と書かれていました。どんな相談事にも応じるのが基本で、一人当たり500世帯から1000世帯を担当しているということです。

 「1人暮らしで何日も姿を見ていない方がいる」「近所の家から毎晩、変な音が聞こえてくる」「ゴミがあふれかえっている家がある」。連絡を受けて、警察や区役所、地域包括支援センターに連絡し、相談先を紹介します。「民生委員は自分自身で何かを解決するというより、困っている人を関係機関につなぐ仕事」だそうです。

 菅地区は町会の規模が大きく、防災やパトロール、お祭りといった活動が盛んなことで知られています。また、昭和60年代から住宅地として造成されたエリアでは、一斉に転居してきた住民の高齢化が進み、新しく移り住んだ方や、菅の町に代々暮らす方など、いろいろなコミュニティがあります。

 小池さんと平岡さんは、川崎市の民生委員として、高齢者の見守り活動にも取り組んでいますが、「この何年かで、気にかけないといけない方がすごく増えた」といいます。一方で、他人に干渉されることを嫌う人も増え、プライバシーや個人情報への配慮も求められています。「ご近所付き合いを大切にする向こう三軒両隣の風潮は薄らぎ、地域の情報が入りにくなりました。お節介おばさんも難しい時代です。何か気になることがあったときには民生委員にぜひとも相談してほしいです」。力強く話してくれました。

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