施設を見守るどうぶつたち、利用者様の思い出詰まった化身
よみうりランド花ハウスには、亡くなられた利用者様が残して施設に寄付していただいた、ぬいぐるみがフロアのそこかしこに鎮座しています。多くの利用者様が肌触りの柔らかなぬいぐるみをかわいがっていらっしゃいました。
ある職員は、別なフロアに異動になった際、大好きなご利用者様が残された犬のぬいぐるみを一緒に連れてきました。みんなに関心を持ってもらうと始めたのが、名前の公募です。花豆、夢キチ、小麦、花子、ぽんた、きなこ、ロビンソン、アンソニー......。寄せられた名前を書いた紙をはり、投票を呼びかけました。
ぬいぐるみを見ると、利用者様との思い出がよみがえるという職員もいます。在りし日を思い出させてくれる化身でもあり、施設の守り神なのかもしれません。