「居場所とたくさんの笑顔をもらえます」......傾聴で社会とつながる
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「えっ、自由が丘にお店を出されていたのですか」......「私なんか話し相手がいないと電子レンジと話すんですよ」。フロアの一角、和やかな空気に会話の花が咲きます。
会話をリードしているのは川崎市内で活動を続ける「傾聴ボランティアきぼう」の男女2人。「どちらのご出身ですか」「好きな歌手はだれですか」といった質問から、入居者様との会話が始まります。
新宿のコマ劇場で開かれた美空ひばりのコンサートに行ったこと、勤めていた会社に皇太子時代の天皇陛下がお見えになったこと、入居者様の口からは宝物のような思いでがあふれ出てきます。懐かしい記憶を口にするときの表情はみな柔らかく、幸せそうです。
「きぼう」のみなさんは、川崎市内の老人福祉施設や有料老人ホームを訪問し、ボランティアでお年寄りの話し相手になっています。どうしてでしょうか。
ともに70歳代というお二人は、「ボランティアをしてあげているなんていう感覚はなくて、私自身が社会参加をさせてもらっているという気持ち」「利用者さんとの間に自分の居場所ができ、たくさんの笑顔をもらえるのが喜びです」と話してくれました。そう話す、お二人の表情もとても柔らかでした。
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