腰痛予防に大切な日々の姿勢......両腕は身体の前でなく後ろで組もう!
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腰痛を予防するのに一番大切なことって何でしょう?
答えは普段の姿勢。立ったり、座ったりするときに、骨盤を立てる。肩を落として胸を開き、耳から肩、大転子(太ももの骨の上端で外側に出っ張った部分)が一直線に保つようにする。猫背や巻き肩、反り腰といった悪い姿勢は腰痛につながる......。介護労働安定センター神奈川支部の腰痛予防研修に講師で来ていただいた田園調布学園大教授・竹田幸司さんが力説されたポイントです。
施設の介護職員らを集めた研修会で、竹田さんは、「両腕を身体の前で組むのはやめましょう、肩が内側に入ってしまう。腕を組むなら身体の後ろで」「椅子に座って足を組むと骨盤がゆがみます。罰金です」などとユーモアを交えながら普段の生活で気を付けるポイントを教えてくれました。
「床に座るときは正座が一番。あぐらはよくない。あの有名アスリートは床に座らなかった」「ふかふかのソファに座ると骨盤が後ろに倒れてしまう。ソファを持っている人は私に譲ってください」
腹筋やインナーマッスルの強化、肩や股関節、お尻や腰のストレッチも有効ですが、万能ではありません。日常生活で正しい姿勢を保つことが重要。立位や中腰では、足の親指でなく、小指と薬指に重心を置くといいそうです。
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介護では、身体の負担を少なくし、最小限の力で最大限の効果を生むボディメカニクスの知識が大切です。竹田さんは、そこに利用者様の自然な身体の動作パターンを組み合わせた実践的な介護術も伝授してくれました。
人の身体(肩・関節)にふれるときは手の平を用いること、利用者の残存機能を引き出すこと、強い力を加えないことなどが、コツだそうです。
竹田さんは、介護福祉士として特養やデイサービスで働いた後、専門学校や大学で教員を務めてきました。介護者の身体への負担が少なく、利用者の自立につながる介護技術を研究し、広めることに生きがいを感じているそうです。その方法は、著書「からだを正しく使った移動・移乗技術」(中央法規)に詳しく紹介されています。

