若手職員がバス停をつくった理由
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認知症の方が多く暮らす4階の一角に、若手職員がバス停を設置しました。利用者様に落ち着いてもらうための工夫だといいます。どういうことでしょうか?
バス停を設置したあと、利用者様と職員の間では、こんなやり取りが交わされています。
「もう家に帰る」と言うご利用者様に、「どうやって帰りましょうか」と職員が問いかけます。「歩いて帰る」「歩いてだと危ないですよ。バスに乗るのはどうでしょうか」
すると「あら、そうかしら」と利用者様の表情が明るくなります。「あそこにバス停がありますよ」
ご利用者様はバス停へと案内されます。バス停横に置かれたソファで座ってバスを待つうちに、落ち着いてくることが多いのです。
バスを待つご利用者様同士で世間話になることもあり、職員は「ご利用者様同士の交流の場になってほしい」と言います。
バス停の宛先は変更できるつくりで、ご利用者様によって、溝の口になったり、栃木県足利市になったりします。
認知症の方は、様々なことがわからなくなったり、できなくなったりして不安を抱えながら過ごされています。夕方になると、ご自宅に帰りたくなる方もいらっしゃいます。そんなとき、「帰りたい」というご本人の申し出を否定したり、無視するのではなく、まず受け止める、寄り添うことを大切にしていきたいです。
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