花ハウスだより

お年寄りの後ろ姿を「美しい」と感じる心

    デイサービスの敬老週間で演奏してくれた川崎市消防音楽隊のみなさん

 年を重ねることが、いつから、マイナスのイメージでとらえられるようになったのでしょうか。かつて老人は若い人の手本、その佇まいは味わい深く、知恵や伝承を蓄えた長老は多くの尊敬を集めました。でも、科学技術が進歩し、効率が重んじられるようになると、お年寄りがどこか住みづらい世の中になってきたように感じます。

   敬老週間で歌声と音色を披露してくれた直野容子さんと古瀬安子さん

 今年の敬老の日をはさんだ約1週間、デイサービスで敬老週間のイベントが繰り広げられました。連日、ご長寿の参加者の方に感謝状が渡されました。この社会をつくってきてくれた人生の先輩に感謝を伝えるという趣旨です。

 感謝状にあった、次のような文章を見たとき、年を重ねることを、美しいと感じる心を大切にしたいと感じました。

              職員によるクイズやダンス、寸劇の数々  

 「あなたが大地を踏みしめた跡には道ができ、道の上には色とりどりの花が咲いています。たとえあなたの歩む速度が変わったとしても、その後ろ姿を私たちは『美しい』と感じています」

 イベントでは、川崎市消防音楽隊の皆さんの演奏や、ソプラノ歌手やピアニストによるリサイタルのほか、職員がプロの劇団並みに練習を重ね、クイズや歌、ダンスや寸劇で、ご利用者さんを楽しませいました。

 様々な出し物を貫いていたのは、年を重ねた人たちへの敬意、感謝、そして、その姿を美しいと感じる心です。


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