備えあれば憂いなし 今年度初の消火器操作訓練を実施
火災発生時の初期消火に欠かせない消火器の取り扱い訓練が6月下旬から、よみうりランド花ハウスで始まりました。初回の21日は、シフト勤務を終えた各フロアの介護職員ら11人が1階の会議室に集まり、事務次長(施設の防火管理者)から消火器の基本知識、操作方法などの説明を受けた後、職員通用口前の広い駐輪場で訓練用消火器を使い、ホースの持ち方や構え方、消火剤の撒き方など実際の取り扱い方を学びました。
前半の説明では、職員は消火器の持ち運びや安全ピンの抜き方、レバーの引き方など操作法のイロハを始め、①普通の事業所用消火器はレバーを引き続けると約15秒で消火剤が空っぽになる②火元への噴射は火が広がらないように手前側から効果的に行う③消火剤がなくなったら躊躇せずに投げ捨てて次の動作にうつる――など、いざという時の対処の仕方を聞きました。続く実地訓練では、圧力を加えた水を充填してある訓練用消火器を使い、職員が2人ずつ順番に「火事だ、火事だ!」と叫びながら、駐輪場の一角に想定した出火現場に向かって放水を繰り返しました。最後に、それぞれの持ち場で消火器の保管場所を確認しておくことにして訓練は終了しました。
消火器の取り扱い訓練は花ハウスの防災活動計画の一環で、今年度は初めて。訓練はなるべく多くの職員が参加できるよう、7月以降も順次実施していく予定です。