ギュッと製氷皿でキューブ寿司、選び・作り・食べる喜び
「よみうりランド花ハウス」で9月20日、看護師や栄養課、リハビリテーション課の職員が集まり、ご入所者様に味わってもらうキューブ寿司を試作しました。
つくり方は簡単。製氷皿にラップを敷いて、具、ご飯の順番で重ね、ギュッ、ギュッと押し付けます。ひっくり返せば、キューブ(立方体)の氷のサイズのかわいらしい寿司が出来上がります。コツは、氷と氷のあいだの際(きわ)の部分をしっかり押し付けることで、そうすると一個一個がきれいに分かれるそうです。
具の材料は、定番のマグロやサーモン、イクラ、キュウリに、カラフルな桜でんぶ、ハンバーグ、瓶に入ったサケほぐしも。製氷皿を使って普通の酢飯でつくったものだけでなく、十分に噛めない方用に特別に柔らかくした酢飯にも具をのせてつくりました。
出来上がりは、各フロアの介護職員らが試食しました。職員の一人は「ご入所者様にキューブ寿司を作ってもらうことができたら、具を選べる喜び、作る楽しみ、食べられる幸せを一度に感じてもらえる。ぜひ実現させたい」と意気込んでいました。
キューブ寿司を企画した職員は、「人生の最期に何を食べたいかと聞くと、たいていの人はお寿司と答えるほど、寿司は人気があります。多くの方に食べていただきたい」と笑顔をみせていました。
手際よく具を準備する看護師と職員
キューブ寿司に喜ぶ職員
具も細かくして食べやすいキューブ寿司