花ハウスだより

元気に歌って、よく食べて眠る、音楽療法士・堀越さんと一緒

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 音楽で笑顔と元気を広げようと活動する音楽療法士の堀越美和さんが特別養護老人ホーム「よみうりランド花ハウス」で懐かしい歌を楽しむプログラムを提供してくれました。

 鮮やかなピンクの衣装で登場した堀越さんはまず、「挨拶代わりの一曲」として1970年大阪万博のテーマソング「世界の国からこんにちは」をキーボードで演奏。堀越さんの伴奏と歌声に合わせ、入所者様も元気よく歌い始めました。

 続けて、冬の情景を歌う「冬景色」「七つの子」「たき火」は、両手を上げ下げしたり、右手をグー、左手をパーにしたりと、動作を入れながら。堀越さんは「麦踏んだことある?」「冬に好きな食べ物はなにかしら?」とご入所者様に声をかけます。歌詞に出てくる思い出を尋ねたり、歌詞の一部を好きな食べ物に変えて歌うように呼び掛けたりして、テンポよく進行していきました。

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 後半のテーマは映画音楽。「君の名は」「鐘の鳴る丘」「青い山脈」といった、昔のヒット映画の主題歌をみんなで合唱です。最初は無言だったのに、途中から思い出したように歌い始めるご入所者様もいらっしゃいます。赤、黄、青の3種類のハンドベルが、ご入所者様に渡されました。ハンドベルは手に持って振っても、机の上に置いたまま上のところを押しても、きれいな音色が響きます。「鐘のなる丘」では「キン コン カン」の歌詞のところで、3人がそれぞれのベルで順々に一音ずつ音色を奏でました。その息の合った演奏ぶりに、堀越さんは驚いた様子でした。

 音楽プログラムは、来年春まで計6回予定されています。堀越さんは「身体を使って音楽を楽しんでもらいたい。それによって、しっかり食べて、ゆっくり眠ることができるようになってもらえたら嬉しいです」と話していました。


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