「特養ってこういうところなんですね」「将来デイサービスに行くのが楽しみになりました」~見学会でふむふむ
特別養護老人ホーム「よみうりランド花ハウス」の存在は知っていても、中に入ったことはありません――。そんな地域の人たちを対象にした見学会が8日、開かれました。主催は川崎市多摩区社会福祉協議会の福祉教育推進委員会で、「福祉教育セミナー 地域で共に暮らすための福祉」の一環として企画されました。
約20人の参加者は地元・菅地区にお住いの中高齢の市民の方々が中心。施設の概要について説明を受けたあと、デイサービスで利用者様と直接話をする時間が設けられました。見学者からは「将来デイサービスに来るのが楽しみになりました」といううれしい感想も飛び出しました。
関心を集めたのは、施設の3階で実証試験中の子ども型見守り介護ロボット「ハナモフロル(通称ハナちゃん)」。職員が居室に入り、リビングが不在になりやすい時間帯、入所者様と歌を一緒に歌ったり、口腔体操のレクリエーションをしたりして、入所者様とふれあいます。見学者は、ロボットと利用者様とのやり取りを興味深そうに見入っていました。
参加者からは「特別養護老人ホームってどういうところなのか、よくわかりました」という声も聞かれました。特養に対する市民の皆さんの理解促進にちょっぴり貢献できたかと、うれしくなりました。